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2004年07月21日
大阪手打ち
今週末が天神祭だということなので、「大阪手打ち」について。
といっても、うどんのことではなくて、祭りや祝いのときの独特の手拍子のことです。天神祭では、船渡御(ふなとぎょ)の際に、行き違う船の間で交わしたり、船←→陸で交わされたりします。リズムもオリジナルで、やや難しく、
江戸の「三本締め」……[(しゃしゃしゃん×3+しゃん)]×3……や、
「一本締め」……しゃしゃしゃん×3+しゃん……
とは違って、こんな風に進行します。
打ちま~しょぉ (しゃん、しゃん)
もひとつ、せぇ (しゃん、しゃん)
祝うて(イオゥテ)三度ぉ <一拍あけて> (しゃしゃん、しゃん)
おめでとうございます~~
「この辺で、手ぇうちましょ」と、米相場などや一般の商取引の成立を示すために行った合意儀式が発端であると言われています。江戸の「X本締め」からの連想で「大阪締め」と呼ばれることも多いようですが、成立から考えるとやはり「大阪手打ち」と呼ぶべきでしょう。
文章ではなかなかリズム/タイミングが理解しにくいですが、さすがはインターネット。動画がありました。大阪メールムービーというページに「大阪手打ち」というQuickTImeムービーがあるので、興味のある方はご覧アレ。子どもの頃から「だんじり囃子」を聞いて育っていれば、このタイミングが囃子のリズムの一部にあったことを思い出されることと思います。
2001年の大発会からは、大阪証券取引所でもこの「大阪手打ち(大阪締め)」が復興されたらしいです。とても美しいことだと思います。
そして大変懐かしい「だんじり囃子」についても、テクニカルに分析しているページや、膨大な取材レポート(実家の近所まである:音声再生注意!)を紹介しているページなどを発見しました。すごい!
投稿者 jaykay : 2004年07月21日 12:59
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